ABOUT US介護老人保健施設について

ろうけん=介護老人保健施設とは?

『ろうけん』は介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために医師による医学的管理のもと、看護・介護(栄養管理・食事・入浴などの基本的日常サービス)といったケアはもとより、理学療法士作業療法士言語聴覚士等によるリハビリテーションに特に力を入れている施設です。
病院と家庭、医療施設と福祉施設の中間的機能を有し『中間施設』とも呼ばれます。利用者ひとりひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えています。

利用者の一日のスケジュール

午前 午後
6:00 起床・洗面 12:00 昼食
7:30 朝食 14:00 入浴
8:30 ベッド離床
9:30 リハビリテーション 15:00 ティータイム
レクレーション・体操 体操
診察・検温
10:00 ティータイム 18:00 夕食
21:00 就寝

利用者の一週間のスケジュール

曜日 午前 午後
月曜日 全員でリハビリ・検温 特別浴(風呂)
火曜日 個別のリハビリ・検温 一般浴(風呂)
水曜日 シーツ交換
木曜日 全員でリハビリ・検温 特別浴(風呂)
金曜日 個別のリハビリ・検温 一般浴(風呂)
土曜日 血圧測定
日曜日

レクェーション:カラオケ、ゲーム等を適時実施
外出:適時実施
クラブ活動:書道・手芸 隔週(木・金)実施

よくある質問

どのくらい入所していられるの?
入所サービスの本来の目的は、在宅復帰施設と なっているため、特別養護老人ホームのように『終の住み家』とはなりません。入所期間は、本人の身体状態や復帰後の介護状況等(受入れ体制)により異なります。また、施設により入所期間も若干異なります。(おおよそ3ヶ月~1年)入所時期については、診断書等の書類が整い、面接調査等を経て、入所判定会議にはかり、空床が出来次第入所となるのが一般的です。(待機期間についても施設により異なります)      
入所に至るまで、どのくらい待つの?
老健はある期間を経て、退所しなくてはならないので、特別養護老人ホームと比べ、待機期間は短いです。しかし、施設事情や時期(季節)により、早ければ書類(診断書等)が揃い次第、判定会議後すぐに入所出来る場合もあります。また場合によっては、2~3ヶ月、またそれ以上待つこともあります。部屋が空く場合としては、通常の退所以外に、入院や他の施設への入所などで、急に空床となり、急遽入所出来る場合もあります。
たくさん薬を飲んでいますが、大丈夫?
これらも施設ごとの考え方にはなりますが、現在の介護保険法では、老健入所中の医療費(一部を除く)は、施設サービス費に含まれているため、自宅や病院で飲んでいた薬など、入所の医師の判断により、中止となる場合もあります。もちろん、必要な薬などについては、継続したり、代替品を用いたりします。また、入所中の他科受診(一部を除く)も、病院での保険請求が出来ないこととなっています。
自宅での生活が無理な状態です。期間で老健を出なくてはならないのですが、どうしたら良い? 
目的・理念は『在宅復帰』ですが、在宅に帰ることが出来ない場合は、他の老健に入所することも可能です。また、老健入所中に『特別養護老人ホーム』に申し込んでおき、順番が来次第直接入所出来る場合もあります。残念ながら、ずっと老健に入所し続けることは出来ません。但し、一旦退所し、再入所することは可能です。
入所中に具合が悪くなってしまったら、どう対処してくれるの?
通常、日中は医師(施設長等)が配置されていますので、医師が診察を行い、入院が必要と判断された場合は、医療機関に入院をお願いします。併設医療機関、協力医療機関、主治医等に依頼をします。また、夜間・休日についても、看護師の報告をもとに、医師が判断し、入院の是非を決めます。入院となった場合は、いったん退所扱いとなります。